JUGEMテーマ:LIVE
まだ、人生がシンプルな頃、周りの景色がよく見え、好きな事だけを考え、邪魔な物は全て消し去り、そのまま歩き続けて来た。そして、月日が巡り、辺りを見渡すと邪魔な物だらけで、身動きが出来ない程、いろんなくだらない物が目の前にあり、歩けなくなっている。どうにか片付けなければと思うが、そのままにしてないと生きて行けない。残された人生の大切なパズルのピースが瓦礫の中に散らばり、いつかはその中から大切な物だけで組み立て、心に光輝くグッと来る様な美しい物が出き、心の中にずっと飾られて生き続ければいいんだが〜・・と、ふと、そんな想いが12月に入り、もう今年も終わりか〜なんて思い、そろそろ掃除とか片付けをしなくちゃ〜と思う、この頃に・・・
そんな11月の最後の土曜日、大分のT.O.P.S BittsHALLで佐野元春 & THE COYOTE BAND・CLUB CIRCUIT TOUR「ソウルボーイへの伝言 2019」のライブに行った。
大分では9年ぶりの佐野さんのライブである。
以前の大分でのライブも観たが、私としては昨年の佐野さんの福岡のライブからの1年ぶりのライブで、地元大分での開催は本当に楽しみにしていたライブであった。
ライブハウスと言う事もあり、立見でのライブで、昨年の福岡でのライブハウスのライブは身体的に疲れたが、今回はそんな事もなく、あっという間の約2時間のライブが過ぎて行ったんだが、ちょっと短いんじゃないかと思ったぐらい、もっともっとやって欲しかったのが本音でもある。
会場はソールドアウトみたいで、ギューギュー詰めの中、なんと真正面の前から3番目ぐらいの位置を確保出来た事が良かった。最近では、まず間近で観る事が出来なかった佐野さんのライブだが、今回は最高の場所で観る事が出来た。そのせいもあって、初めから最後まで周りは御構いなしで、ノリノリに一緒に踊り、歌い、いつも以上に歳を忘れさせてくれて、思いっきり佐野ワールドを堪能させてもらう事が出来た。セットリストも最近のベスト的な選曲でまとめた感じで、最後のアンコールでは80年代の...何と久しぶりに聴く「ガラスのジェネレーション」から最後は「彼女はデリケート」を演奏するとは思わなかったが、「サムデイ」、「アンジェリーナ」をやってくれなかった事は残念だが、まぁ〜それはそれで良しとして、何よりも今回は間近かに観れ、佐野さんとコヨーテバンドのまとまったグットなビートを感じた最高のライブだった。ちなみに、珍しく公演中写真NGというアナウンスがなかったので、こっそりと写真を撮ったりした。
今回で佐野さんのライブは何回行った事だろう?80年代から現在の2019年に多分45回以上ぐらいは観たはずだ。それだけ佐野さんの音楽に触れ続け、いろんな事を教えられ、私の80年代から人生のBGMとして、いつも必要とした音楽は数えきれな程あるが、ずっと価値のある私の人生のBGMは今でも佐野さんの音楽以外ないのかもしれない。それだけ80年代から私の長い人生にマンネリではない新しい音楽を届けてくれて、何時も必要とさせられた佐野さんの音楽が流れ、一緒に成長出来た様な日本のアーティストは佐野さんだったから仕方ない。
来年は佐野さんのデヴューから40周年と言う事もあり、いろいろとやってくれそうで楽しみだ。当然、また新しい作品に、ライブを目にして、触れ合い続けて行く事になるだろう。
そんな、佐野さんの素晴らしい音楽もそうだが、私の心の中に積り積もったどうしようもない瓦礫の中から、どうにか大切な物だけをチョイスし続け、残りの人生のパズルのピースを組み立てて行ければいいんだが・・・
そう願いながらも、私の日々の人生は続いて、2020年も運んで行ってくれるんだろう・・・
By Beat