ロック史上最高傑作ともいわれる名盤、ビートルズの
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandの50周年記念のリミックス盤が出た。
当然、私も6枚組スーパー・デラックス盤とアナログ盤を買った。
これで、このアルバムだけで何枚買っただろ〜と、ちょっと
レコード棚とCD棚を確認したらすごい数になる。
まず、レコードは中学校の頃に亡き親父に初めて買ってもらった
アップルのフォーエヴァー帯から始まり、そして国旗帯盤に
赤版のオデオン盤に、オリジナルのパーロフォン盤
それから、2009年のリマスター盤、リマスターMONO盤と
そして今回のアルバム。
CDは、80年代のCD、2009年リマスターCD、リマスターmonoCD
そして今回のリミックス盤...と、いう訳で・・・・
かなり持っているんだが、それでも買ってしまうのは
これはどしようもなく、ビートルズ関係が出れば全て買ってしまうと言う
一種の病気でもあり、ブラックホールでもあり、サンクチュアリーなのだ。
始まりは、初めてビートルズのレコードを亡き親父から中学生の頃
買ってもらったのが、このアルバムと、A Hard Day's Nightの2枚を
一緒に買ってもらって、初めは、Sgt. Pepper'sの方は何かモヤモヤした感じで、
僕の好きな初期のロックン・ロール的な感じでなく、このアルバムの良さが分からず、
A Hard Day's Nightばかり聴いていたのを思い出す。
それから年月が流れ、いろんなアーチィストのアルバムを聴くようになり
このアルバムの素晴らしさが分かり、今では定番的によくターンテーブルに乗せている。
そして、中学生からこのアルバムは何回聴いたのか?定かでではないが
1万回は聴いているかもしれない。
それだけ、このアルバムの持つ40分近くの音楽の世界は
ジャケットアートの世界から、ロックを超えたクラッシック的な作品世界が放つ
壮大な音と空気感の芸術的な美しさがあり、このアルバムから
ロックミュージックが変わって行ったと言う歴史的な素晴らしいアルバムであると思う。
そんな今回のリミックスは、オリジナルmonoをステレオ化すると言う意図でやったらしく
確かに、リンゴのドラムの音とポールのベースの音の強さが全面に出て
聴いていて気持ちがいい。
今、このリミックス盤のアルバムは50年前に出たアルバムと思えず
現在に出たアルバムと言っても遜色ない音だろう。
ただ、やっぱりオリジナルのような靄が掛かったような音が
このアルバムの感覚でもあるんだが、、
こんな音的な事を思うのは、ビーチ・ボーイズのPet Soundsのアルバム
ぐらいしか思いつ かないんだが・・・
現に、私もPet Soundsのアルバムもこのアルバムと同じぐらい持って
いるから仕方ないんだけど・・・
こんな60年代の名盤のアルバムはやっぱりCDではなく
大きなジャケットを眺めながらアナログで聴くのがいい。
まあ〜こんなコレクション数々、普通の人には理解されないんだろ〜な、、
もし、私が死んだら誰かに二束三文で売られるか
捨てられるか、どうなるのやら・・・・
それでも収集の旅は続いて、マッキントッシュのアンプにJBLのスピーカーから
流れる音楽の至福のひと時を死ぬまで楽しんでいくんだろ〜な・・・
by Beat