JUGEMテーマ:音楽
常に挑戦しづけて来たアーティスト、プリンス。ソウル、ファンク、ロックを見事に融合した革新的な音楽を
奏でた作品の数々は、僕にとってある時期必要な音楽だった。
1984年の頃、僕の耳には洋楽黒人アーティストはプリンス、
白人アーティストはブルース・スプリングスティーン、
日本人は佐野元春、尾崎豊の音楽が流れ続け、
プリンスのパープル・レインはその当時本当によく聴き、
同名映画のビデオも何回も見た。
その後のアラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ、
パレードのアルバムもよく聴いた。
その後も新譜が出れば必ず購入して聴き続けて来た。
そんなプリンスはギターにピアノ、ドラムやいろんな楽器を弾きこなし、
それも全て一流のテクニックを持ち、
さらに素晴らしいソングライティングの独特なメロディとビートと
個性的な、いでたちでボーカルで奏でるセクシーなエロティシズムの世界観は、
聴く者に個人的に親密に密室的に訴えかけ、なんとも言えないカタルシスを与え続けてくれた。
つい昨年、新譜を出して、
またまた凄い才能を目の当たりにしたアルバム聴いたばかりで、
これからもまだまだ進化しそうな感じだと思っていた矢先...
こんな才能あるアーティストが57歳で逝ってしまったのは非常に残念である。
そして、久しぶりにプリンスの一番好きなアルバム、
パープル・レインをターンテーブルに置き、針を落とした。
冒頭の
「愛する人よ
われわれは人生を生きる
人生は長い長い道のり
だが待て 来世がある
それは尽きぬ幸せの世界
太陽は光り輝く
精神分析医に尋ねるといい
私の魂はまだ残っているかと
来世こそ住みよい世界
この世は皆 独りぽっち
エレベーターが降りたら
上の階のボタンを押そう ・・・」
この語りから始まり流れる音楽に
あの頃Let's go crazyの様に
紫のバナナとビートに抱かれ遊び続けてた
どうしようもない自分の心に降り続けてたパープル・レインを想いだし
プリンスの冥福を祈った。
by Beat