「焼酎」を飲み始めてかなりなる。
社会にでたころ、
二階堂のむぎか三和種類のいいちこが主流で
焼酎より清酒や洋酒の方が美味しく感じていた。
焼酎はあまり
好きじゃなかったし、
臭いし・・・。
でも飲みにいけば上司の勧めは、
さすがに断れないから無理に飲んでいた。
まぁそのおかげで大酒呑になったんだと思う。
もっと遡ると祖父は、白波(芋焼酎の定番)を飲んでいて
いつも首が焼酎の飲みすぎで赤くなっていたのを覚えている。
それから数年、
自分が大の芋焼酎のファンに
なっているなんて・・・・・
我が大分は麦焼酎が多い。
おそらく焼酎に合う麦の生育に適した気候や
土壌が備わっているんでしょう。
随分昔、バブルのころです。
「いいちこ」が東京の高級倶楽部でキープ1万円も
したころがあったそうで、
庶民的な焼酎がこんなにするなんて
信じられない時代もありました。
ところが今、
芋に押され麦焼酎が少しばかり下火になりつつある中、
昔の製法を守りつつ時代を受け入れる志向に変え
飲みやすく香り高い芳醇な味の焼酎が次々と作られてきました。
気持ちよく徐々に酔え
気がつくと一晩で
五合瓶の半分を飲んでしまっている
なんていう焼酎もあるほど。
個人差はあると思うけれど、
これが昔から飲まれている
二階堂麦「いいちこ」だとこうはならない。
ただ単に酔っ払いたいのなら安い焼酎でいいのだけれど、
美味しくスイスイ喉を過ぎていく焼酎、
毎日飲みたい・・・・
私がそう感じた一本を紹介しましょう。
「天領日田」そう7月に水害で多大な被害を受けた
あの日田市の酒蔵“井上酒造”さんの
高精白 百助(ももすけ)こそ、
私がお勧めしたい焼酎のひとつ。
いつも買うお酒屋さんに、時々地元の酒蔵から
割合新しいお酒を試飲をさせてくれるときがあって
たまたまそこに井上酒造さんがやってきていたんです。
勧められたのが「百助」。
百助は何種類かあって麦の磨き度合いや、
熟成期間でそれぞれ違いがあるものがあり
・初代 百助
・常圧粗濾過 百助
・高精白 百助
・百助ハーモニー
・長期貯蔵 百助
があります。
その中で3種類が試飲できたんですが、
もっとも飲みやすく柔らかな香りだったのが
高精白 百助でした。
樽で寝かせた長期貯蔵の百助も
樽酒独特の香りがして美味しくいただけましたが、
さすがにちょっと値段が高め。
それは次回ということで
高精白 百助を購入。
で、その味わいは・・・・
高精白 百助は、大麦の外側部分を60%以下まで削ることで、
麦特有の麦臭さを取り除いています。
だから、麦焼酎独特の味わいが苦手な皆さんに
是非試してもらいたい一本なんです。
つまみは枝豆、ロックで一口・・・・・・・
スッキリした味わい、澄んだ旨味がいい感じです。
昔、麦焼酎の舌にくるあのジ〜〜〜ンがありません!
また余韻もいいから次々に飲みたくなります。
麦の旨味というか、
磨くことでここまで違いがあるんだというのが素直な感想です。
焼酎が苦手な人でも、
きっと美味しくいただけるはずですよ。
井上酒造さんは、
牛乳、生姜、梅のリキュールを販売中。
これも面白いですよね、
牛乳リキュールなんて♪
by:KAZ